If I Should Fall From Grace With God ジャケット

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The Pogues 「Fiesta」
Artist : The Pogues
Album : If I Should Fall From Grace With God (1988)
If I Should Fall From Grace With God
Turkish Song Of The Damned
Bottle Of Smoke
Fairytale Of New York
Metropolis
Thousands Are Sailing
Fiesta
The Recruiting Sergeant/
  The Rocky Road To... (Traditional)
Streets Of Sorrow
Birmingham Six
Lullaby Of London
The Battle March Medley
Sit Down By The Fire
The Broad Majestic Shannon
Worms (Traditional)

  アイルランド出身のザ・ポーグスが1988年に発表したアルバム「If I Should Fall From Grace With God(堕ちた天使)」収録のシングル・ヒット・ナンバー。イントロのゆったりとしたサックスから一転、カウパンク・サウンドで疾走するこの曲は、ロカビリーDJにも人気の曲で、最近では「URASUJI中毒」などのロック〜パンク系のクラブ・イヴェントでもよくかかっているようです。

  シェイン・マクゴーワン(Vo)とスパイダー・ステイシー(Whistle)が1982年にロンドンの地下鉄駅で出会ったことからバンドはスタートします。1984年の夏にザ・クラッシュのツアーのサポート・アクトを行った後、スティッフと契約し1stアルバムをリリースします。その後1988年にアイランドと契約し3rdアルバム「If I Should Fall From Grace With God(堕ちた天使)」をリリースします。このアルバムは彼ら最大のヒット・アルバムで、カースティ・マッコールとの共演曲は全英第2位を記録しています。

  アイルランドの伝統音楽をパンク的解釈で演奏するグループで、楽器編成の見た目も含めて現在のラスティックのハシリと言えるのではないでしょうか。2ndアルバムまでベーシストだった紅一点ケイト・オリアーダンは同アルバムをプロデュースしたエルヴィス・コステロと結婚し、グループを脱退しています。この曲「Fiesta(フィエスタ)」の歌詞にもコステロの名前が登場します。

  このアルバム・ジャケットで見られるシェインはまるで純朴な少年のような面持ちですが、その実は1977年頃からロンドン界隈を賑わせていたパンクスです。後に髭をたくわえ70年代後半頃のピート・タウンゼンドのようなルックスになっていくのですが・・・。映画「Punk Rock Movie(パンク・ロック・ムービー)」の冒頭でユニオン・ジャック模様のジャケットを着て、ザ・クラッシュの「White Riot(白い暴動)」が流れる中、暴れまくっているのは彼です。当時彼が参加していたバンドの名前は「The Nipple Erectors(乳首立て屋!)」という物凄いもの。またザ・ポーグスが主宰するレーベル「Pogue Mahone」とは、彼らの母国語ゲール語で「Kiss My Ass(ケツ舐めろ!)」とこれまた凄い!ですがバンドは1996年に14年の活動に終止符を打っています。

Special Thanks To SATO@URASUJI CREW

関連サイト


The Pogues: In the wake of the Medusa (Fan Site by DzM)


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