The River ジャケット

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Bruce Springsteen 「Sherry Darling」
Artist : Bruce Springsteen
Album : The River (1980)
The Ties That Bind
Sherry Darling
Jackson Cage
Two Hearts
Independence Day
Hungry Heart
Out In The Street
Crush On You
You Can Look
    (But You Better Not Touch)
I Wanna Marry You
The River
Point Blank
Cadillac Ranch
I'm A Rocker
Fade Away
Stolen Car
Ramrod
The Price You Pay
Drive All Night
Wreck On The Highway

  今や「アメリカの良心」とも言える存在になってきた感のあるブルース・スプリングスティーン1980年発表の「The River(ザ・リバー)」収録のナンバー。R&RのHAPPYな部分を堪能させてくれる本当に楽しい曲です。他にはザ・ナイトシフト・トリオがカヴァーしていて、解散してしまった日本のロカビリー・バンド、キャディラック・ランチの命名の由来にもなったと思われる「Cadillac Ranch(キャディラック・ランチ)」が収録されています。

  彼を支えるEストリート・バンドの面々はゲイリー・タレント(P)、ロイ・ビタン(B)、ダニー・フェデリシ(Org)、クラレンス・クレモンズ(Sax)、スティーブ・ヴァン・ザント(G)、マックス・ウェインバーグ(Dr)。このバンド編成がそのままいわゆる「アメリカン・ロック」の王道になっていったところに影響の大きさを見ることができます。

  このアルバムは2枚組ですが、散漫な印象を受けることなく聴き通すことができると思います。大ヒットした「Hungry Heart(ハングリー・ハート)」。クリス・モンテスの諸作を思わせるチープなオルガンの音色が印象的な「Ramrod(ラムロッド)」。シングルマザーに恋をした男の気持ちを唄った「I Wanna Marry You(アイ・ウォナ・マリー・ユー)」。ハイウェイでの交通事故を目撃し、当事者の家族の気持ち、事故のことを家族に伝えなければならない警官の思い、そして自分が事故に遭ったら横で寝ている彼女はどうなるだろうか、といった感情を織り交ぜて唄われる「Wreck On The Highway(雨のハイウェイ)」等が個人的に好きな曲です。ボツになった曲も多かったと思いますが、これだけの曲が一気に書き上げられたという事実に彼の多作ぶりがうかがわれます。

  2001年9月のアメリカに於ける同時多発テロに関するメッセージともとれるアルバム「The Rising(ライジング)」がグラミー賞にノミネートされたりと、円熟味を増しながら精力的に活動中です。多分ステージではそうなんだと思いますが、またバリバリにR&Rを演奏してほしいと思っているのは僕だけではないはずです。


関連サイト


Bruce Springsteen Official Site
Backstreets.com (Fan Site)
Bruce Springsteen Fan Site by Stephan "Steve" Marzi


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