Hawaii Five-O ジャケット

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The Ventures 「Hawaii Five-O」
Artist : The Ventures
Album : Hawaii Five-O (1969)
Hawaii Five-O
Lovin' Things
Galveston
The Letter
Don't Give In To Him
Theme from "A Summer Place"
Medley : Spooky - Traces - Stormy
Medley : Aquarius -
                       Let The Sunshine In
Games People Play
I Can Hear Music
Dizzy

  エレキ・インストの王者、ザ・ベンチャーズ1969年の起死回生の大ヒット(全米4位)、いや逆転サヨナラホームラン!(笑)ザ・ブライアン・セッツァー・オーケストラがコンサートのオープニングでよく演奏していました。この曲のためだけにティンパニー奏者を入れるこだわりには感服します。またこの曲がピチカート・ファイブのアルバム「女性上位時代」に収録の「TWIGGY TWIGGY」にサンプリングされていることから、中古レコード店でザ・ベンチャーズを全く知らない世代が「元ネタ探し」の一つとしてこのアルバムを購入していく、という現象があったようです。

  メンバーはドン・ウィルソン(G)、ボブ・ボーグル(B)、メル・テイラー(Dr)、ノーキー・エドワーズ(G)。この曲をリリースした時にはリード・ギターがジェリー・マッギーに交替しています。「Pipeline(パイプライン)」、「Diamond Head(ダイアモンド・ヘッド)」といったヒットで全世界のエレキ・インスト・ブームを牽引し、1965年の来日公演で日本にも空前のエレキ・ブームを巻き起こしました。ひょっとすると当時ザ・ビートルズ以上に人気があったかも・・・?

  どんなジャンルの音楽も自分達のスタイルに取り込めるのがインストの長所・醍醐味で、実際彼らもポップス、クラシック、ジャズから日本の歌謡曲・童謡まで演奏する間口の広さで人気を獲得していきました。

  今や毎年の来日ツアーは恒例となり、紅白歌合戦にまで出場してしまったことなどの理由から、「ベンチャーズって、人気があるの日本だけでしょ?」という誤解が生じているようですが、1999年に「Swingin' Creepers」というトリビュート・アルバムがリリースされ、彼らの人気・影響が世界的なものであるということが証明されました。最後に、メル・テイラーは1996年の来日ツアー中に体調不良を訴え、単身帰国し数日後に死亡するという日本のファンにとっては実にショッキングな最後を遂げています。合掌。


関連サイト


The Ventures Official Site
Ventures Resurgence (The Official The Ventures International Club)
The Ventures Japanese Fan Site by Hideki 'YJ' Soeda


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