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Neil Young & The Shocking Pinks 「Everybody's Rockin'」 | |
Artist : Neil Young & The Shocking Pinks Album : Everybody's Rockin' (1983) |
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Betty Lou's Got A New Pair Of Shoes Rainin' In My Heart Payola Blues Wonderin' Kinda Fonda Wanda |
Jellyroll Man Bright Lights, Big City Cry Cry Cry Mystery Train Everybody's Rockin' |
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いつでもその時代と真摯に向き合った音楽を生み出してきたニール・ヤングが1983年に突然発表した、全編ロカビリー・フレイバーに溢れた作品。表ジャケットではピック・ギターを抱え、ピンクのスーツに身を包んだ彼の姿を見ることができます。他には「Wonderin'(ワンダリン)」をジャパニーズ・ロカビリー・シーンの雄、レトロ・グレッションがアルバム「HAPPY TRIGGER」でカヴァーしています。 「After The Gold Rush(アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ)」、「Harvest(ハーヴェスト)」、「Rust Never Sleeps(ラスト・ネヴァー・スリープス)」などの傑作をリリースした後の80年代、テクノを取り入れた「Trance(トランス)」や、このアルバムの内容に戸惑ったファンも多かったでしょう。まあ彼の年齢を考えると、少年時代は絶対にこういう曲を聴いているはずで、当時の彼にとってはルーツに立ち返る必要があったのでしょう。しかし、移籍先のゲフィンとの関係が悪く、あてつけのために作ったとの噂もあります。特にゲフィン時代はアルバム毎に音楽性がコロコロ変わり、また実験性も高い内容だったため、「意図的に売れないアルバムを作った」としてゲフィンに訴訟を起こされたりもしました。 中でも「ロックンロールの名付け親」と言われるDJ、アラン・フリードの俗に言う「ペイオラ事件」をパロった「Payola Blues(ペイオラ・ブルース)」は圧巻で、「キャッシュワリワリ〜」というコーラスは笑わせてくれます。ちなみに「ペイオラ」とはいわゆる「袖の下」、賄賂のことで、ここではレコード会社がラジオで自社の曲をかけてもらう見返りにDJに渡す金品を指します。 90年代に入って彼の過激さは加速度を増し、凡庸なパンク・バンドが裸足で逃げ出すほどのパワーを振りまいています。 関連サイト Neil's Garage HyperRust Never Sleeps! (Fan Site by RE*AC*TOR) MOTU's Ultimate Neil Young Page (Fan Site) |