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Queen 「Crazy Little Thing Called Love」 | |
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Artist : Queen Album : The Game (1980) |
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Play The Game Dragon Attack Another One Bites The Dust Need Your Loving Tonight Crazy Little Thing Called Love |
Rock It (Prime Jive) Don't Try Suicide Sail Away Sweet Sister (To The Sister I Never Had) Coming Soon Save Me |
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この曲がすべての始まりでした。唯一無二のオリジナリティを持ったバンド、クィーンが1980年に発表した「The Game（ザ・ゲーム）」に収録の、軽快なロカビリー調ナンバー。それまでハードロック・バンドとして認知されていた彼らが演奏するこの曲のインパクトたるや絶大で、かのジョン・レノンを再びレコーディングに駆り立てた曲としても知られています。アコースティック・ギターによるイントロはデヴィッド・ボウイの「John, I'm Only Dancing（ジョン・アイム・オンリー・ダンシング）」を模したもので、先達に対する敬意を感じます。 有名なのでカヴァー率も高く、スキャンプス、ニトロス（正しくは「ナイトロス」と発音します）といったバンドを始め、ストレイ・キャッツも来日公演で演奏していましたし、ザ・ブライアン・セッツァー・オーケストラの「Vavoom!（ヴァヴーム！）」でも14カラット・ソウルを迎えてカヴァーしています。 メンバーはフレディー・マーキュリー(Vo)、ブライアン・メイ(G)、ジョン・ディーコン(B)、ロジャー・テイラー(Dr)。初期の長髪より、短髪で髭をはやしたフレディーの方が一般的にはおなじみでしょう。彼らの最大の魅力であるそのサウンドは、メンバー全員がソングライターであることや、オペラ的コーラス・ワークもさることながら、ブライアンのギター・オーケストレーションによるところが大きいでしょう。有名な話ですが、彼のギターは19世紀に作られた暖炉の古木を材料に、父親と作った手製のギターです。また彼はピックの代わりに6ペンスコインを使用しています。それによってメタリックでありながら、暖かみのあるサウンドを生み出すことに成功しています。ですが、この曲を演奏する時にはサウンドとの相性を考えてか、テレキャスターを使用しています。 しかし、メンバー全員が皮ジャンを着ている銀色のアルバム・ジャケットは、まるで横浜銀蝿！多分クィーンの方が先なのでしょうが、僕は後追いなので初めて見た時思わず笑ってしまいました。その上、「Another One Bites The Dust」の邦題が「地獄に道ずれ」。時代を感じます・・・。 最後に彼らにまつわる良い話を。アイルランド出身のギタリスト、ロリー・ギャラガー(1995年没)の大ファンだったブライアンは、彼を兄のように慕い、よく相談を持ち掛けていたそうです。あるギグの晩、「新しくテストシンガーを入れたので、感想を聞かせてほしい」とロリーに告げ、ステージに上がりました。ステージを終えたブライアンにロリーは、「絶対に彼をとれ。若いリトル・リチャードみたいだ。」と言ったそうです。それがフレディーのクィーンでの初ステージでした。そのフレディーは1991年、エイズにより他界しています。合掌。 関連サイト The Official Queen Website Alex Smirnov's Queen Page (Fan Site) |
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