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The Jam 「The Eton Rifles」 | |
Artist : The Jam Album : Setting Sons (1979) |
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Girl On The Phone Thick As Thieves Private Hell Little Boy Soldiers Wasteland |
Burning Sky Smithers-Jones Saturday's Kids The Eton Rifles Heat Wave |
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今なお現役として活動を続け、UK若手ロッカー達から熱いリスペクトを受け続けているポール・ウェラーが率いたバンド、ザ・ジャムが1979年に発表した4thアルバム「Setting Sons(セッティング・サンズ)」収録で、シングルとしても大ヒットしたこの曲。英国ネオロカビリーに通じる妖しさを感じさせてくれます。また、トリオというバンド編成もロカビリアンにはシンパシーを感じる部分ではないでしょうか?同アルバムにはこの曲以外にも、ビジネスマンの日常を唄った「Smithers-Jones(スミザーズ・ジョーンズ)」など好曲揃いです。 セックス・ピストルズ、クラッシュなどに影響され活動をスタートした彼らが、パンクの呪縛から解放され自らのバンドサウンドを確立したのは前作「All Mod Cons(オール・モッド・コンズ)」ですが、それを更におし進めた内容でカッコいいです。アルバム未収録の名曲シングルもたくさんありますので、是非一度聴いてみて下さい。 この当時のザ・ジャムは楽曲・演奏・人気とどれをとっても最高で、バンドとして最も脂がのっていた時期でしょう。NME(ニュー・ミュージカル・エクスプレス)誌のリーダーズポールのほとんどの部門で上位を独占したり、ウェラー自身が「最も素晴らしい人物」部門で1位に選出されるなど、音楽面のみならず人格面においても大きな信頼を獲得しており、まさにイギリスを代表するバンドとして確固たる地位を築いていました。また、現在の「ブリット・ポップ」の先鞭をつけたバンドといえるでしょう。 その後ウェラーが追求する音楽は、トリオ編成では表現しきれないものへと移っていきました。1977年のデビューシングル「In The City(イン・ザ・シティー)」の歌詞の中に次のような一節があります。 「街には金色に眩しく光り輝く顔をしている奴等がたくさんいる。そしてそいつらはみんな25歳以下だ。」 ウェラーは応援してくれたファンへの感謝のメッセージを残し、彼自身が25歳になる直前の1982年、人気絶頂の中、ザ・ジャムの活動に終止符を打ったのでした。そして、マートン・パーカスというバンドにいたキーボード奏者、ミック・タルボットと共に不定型な流動的ユニット、スタイル・カウンシルの活動へ乗り出すのですが、その話はまた別の機会に・・・。 関連サイト The Jam Information Pages (Fan Site by Kevin Lock) Paul Weller Official Site |